いま僕達は恋してる ―MORSE― @東京グローブ座
この記事はあまりネタバレを含まないつもりですが、少しでもいやだと思う方がいらっしゃれば読まないことをおすすめします。
ついに私のMORSE初日を迎えました!!
グローブ座に着くと一気に不安や緊張におそわれて、もうお腹が痛くて困りました笑
でも開演前のアナウンスでなんとかおさまって、無事に小瀧くんの座長姿を見届けることが出来ました。
舞台が始まる前に見るこのポスターの表情と、舞台が終わった後に見るポスターの表情は全く違うものに見えました。
真っ白な雪の上で倒れているオスカー。
その横には「ぼくのともだちになってくれない?」
の文字だけ。
オスカーのもつ小さな孤独と闇。そして果たしてこの言葉は誰に向かって言っているのか?
ヨンニとミッケ?それともエリ?それとも…?
「ともだち」というのはこの舞台ではひとつのキーワードだと私は思っていて、「ともだち」から「恋人」になっていくオスカーとエリのやりとりがピュアで、ぎゅって心が切なくなって。
幼いながらの愛を伝えようとする行動やまだまだ未熟な言葉。そしてふたりは探り合うようにして心を通わせるシーンがとても魅力的で、ずっと観ていたくなります。
私が今回のブログのタイトルにしたのも劇中のオスカーがエリに言ったセリフです。
オスカーの心の中の声をそのまま言葉にしたようなこのセリフが私は一番きゅんってしました。
私が今回注目して観ていたのはオスカーとエリのシーンですが、もちろん、オスカーがいじめられるシーンや残酷な表現もあります。
正直眉をひそめるようなシーンも多いので心が安らぐシーンは舞台の所々にしかないのですが、
今までいじめに負けていたオスカーが、エリが現れてから少しずつ前を向くようになってプールのシーンでは頑張って勝負に挑むオスカーがなんとも儚くて切なくて瞬きができません。
そして、やっぱり一番心にぐっとくるシーンは駄菓子屋のシーンしかないです。
駄菓子屋のおじいさんとのやりとりの後、駄菓子屋から出たオスカーは顔を手で覆って泣いていて、なんかもうどこにもやれない悲しみというか。
最後はすっきりした終わりではないけれど、オスカーとエリのその後を想像したら、どうか、ふたりで幸せになってほしいと願うばかりです。
一度観たらもう一度…!と思ってしまうほどに魅入ってしまう舞台でした。
美しく残酷な世界で、一筋の小さな光を宿すオスカーが違う新たな光をもつエリと合わさる様子がなんとも儚い。
私はあともう1回観れる機会が嬉しくもあるので、MORSE独特の世界観をもう一度目に焼き付けてきたいとおもいます。
まぁ12月なのでまだまだ先ですが笑
それまでにモールス信号のことを少し勉強したい!一番最後は結局なんて言っているんだ!