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ホンモノの流れ星のように

妄想やどうでもいいことをたらたら書いてます☆ バーター怪盗RYUSEIに心も奪われたマイペース人間。

こたきくんとハロウィンパーティー

夏がおわって涼しくなった。

 

お祭り、花火、海とか夏はたっくさん行事があったけど秋といえば...?

 

秋といえばハロウィン。街中やテーマパークでも人気の高いハロウィンは可愛くてちょっとしたイタズラをしたくなる季節だ。

 

そう、わたしたちもイタズラをしたい年頃なのである。

 

生徒会主催のハロウィンパーティー。毎年お菓子がたくさんでるからほとんどの生徒は参加する。でもわたしは参加するか迷っている。その理由は彼にある...

 

『のぞむ!またわたしの消しゴム勝手に使ったでしょ!どこ探してもない〜』

「あ〜...おれのと交換せぇへん?」

『えぇ〜〜〜!』

「だってめっちゃ使いやすいねん!(笑)」

『同じの買えばいいじゃん』

「このびみょ〜に使い古した感じがおれにぴったりなの!わかるやろ?」

『わからん!返して!』

「はい、おれの消しゴム〜〜~〜」

『いらんから!!』

 

いつも消しゴムの取り合いをしているわたしたちは仲のいい友達。と、のぞむは思ってるとおもうけどわたしは好意をもってる。それは秘密。

 

「そういやさ、今年もハロウィンパーティー行くやろ?」

『行かないよ』

「えぇ!??なんで!?お菓子貰えんねんで!?」

『とか言って去年のぞむ告白されてばっかりでお菓子食べてなかったよね』

 

去年のぞむはバイキンマンみたいな変な触角つけて行っただけなのに女子に囲まれてすごかった。だからわたしはひとりでずっとお菓子食べてた。

 

「ん〜...まぁそうやったけど今年こそは食うで!行こうや!」

『去年たっくさん食べたから今年はいいや』

「おれのヴァンパイア姿みたない?みたいやろ?」

『のぞむとは行きたくないです』

「も〜なんやねん!!今日はいつもより増してガンコちゃんやな!」

『のぞむもね』

 

も〜〜〜なんでなん〜〜行こうやぁ〜〜〜ってわたしが座っているイスをガタガタゆらす。

 

「...おれが濱ちゃんとハロウィンパーティー行ってもええの?」

『いいよ!行ってきなよ!』

「............もうええし…」

 

明らかに拗ねた顔で教室から出て行ったのぞむ。正直ヴァンパイア姿だってみたいし一緒に行ってわーきゃー言いながらお菓子だって食べたいけど、のぞむが誰かに告白されるたびに胸がキュッって痛むのは確かだ。きっと今年もたくさんの女子から告白されるだろう。

 

次の日からのぞむはちょっとずつわたしを避けるようになった。

 

『ねぇ、今日の4限のノート...』

「知らん」

『まだなにも言ってないでしょ!』

「ふ〜〜んだ」

 

長い足を組んでずっとそっぽ向いてしゃべってるから目線合わせようとしてもなかなか合わせようとしない。いじけると面倒くさいのは知っていたけどここまでとは...。

 

『ていうかいいかげんこの前の消しゴム返してよ』

「...いやや、これおれんだもん。おれのもあげたし」

『これのぞむの名前付き消しゴムでしょ、使えないから!』

「...あ〜〜〜明日のハロウィンパーティーの準備せな〜〜」

『ちょっとまって!』

「...明日、来いよほんま。」

 

そう言ってすぐどっかへ行ってしまった。でもめずらしく真剣な顔にすこしドキッとした。なんでハロウィンパーティーにあんなこだわっているのかわたしは全くわからなかった。

 

ついに、ハロウィンパーティー当日。今日は授業は一切なく校舎のA館を貸し切り、ハロウィンムードに装飾された校内をまわることができる。もちろん、お菓子も各所に常備してある。

 

『あ〜ひま...』

 

この日ハロウィンパーティーに参加しないわたしは家でお留守番。さっきまで昼寝をしていたけどさすがに飽きてきた。

 

『今頃...ん〜...考えるのやめた』

 

今頃たくさんの女子に囲まれていることなんて見なくてもわかる。そりゃ背高くて面白くて顔も良けりゃモテる。

 

『のぞむのがガンコちゃんだわ』

 

無意味に言い返してみる。ハロウィンパーティーに行くってことは告白されに行くようなものじゃないか。

 

そういえば、と思い出して学校のFacebookを開いてみる。そこにはハロウィンパーティーで撮られた写真が載せられていた。

 

やっぱりのぞむは写っていて、ヴァンパイア姿の彼はすごく目立ってた。いつも一緒にいるから慣れてしまったけど、改めて見るとやっぱりかっこいい。

 

『.........ちょっとだけ見に行こう』

 

そうだ。彼のヴァンパイア姿だけ見に行って告白されている途中だったら帰ればいいのだ。よし。

 

はやくしないとハロウィンパーティーが終わってしまうのでできるだけ手短に準備をして家を出た。

 

──

 

みんなが集まる場所は大体体育館なのでそこへ向かう。

 

体育館の扉の影からのぞむを探す。

 

が、いない。

 

『ここじゃなかったのかな...それとも告白か』

 

あきらめて帰ろうとしたとき、急に視界が真っ暗になった。

 

『わっ...なにこれ、マント...?』

 

マントらしきものをとったら、目の前にはヴァンパイア姿のぷくっと頬を膨らませたのぞむがいた。

 

「遅い!来いゆーたやん!ほんっまガンコちゃんやな!!」

『ガンコちゃんはのぞむでしょ!』

「どうせ昼寝でもしてたんやろ?なぁガンコちゃん!」

『だからガンコちゃんじゃない!』

 

マントを勢いよく押し付ける。昼寝をしてたのは当たってるけど...。

 

「なぁ...この格好さぁ似合ってる?おれに」

『え、うん』

「ふーん、そ、」

 

伏せてた目をこちらに向ける。アイメイクをしているからかいつもより目ヂカラが強くてドキッとする。

 

「去年はごめん、ひとりにさせてもうて、...」

『別に気にしてないから』

「ほら、おまえゆーてたやん、来年はちゃんと仮装したいねって。だからこれ、恥ずかしいけど張り切って買ったんやで?あとおまえのも魔女のやつ買った」

『言ったけど...覚えてたの?』

「当たり前やろ!でもおまえ行かない言うし、...なんやねんもう」

 

拗ねたように口をムッとして下を向く。

 

『ごめんね、じゃあ来年はそれ来て一緒に行こ!』

「ん〜...それは別にいいわ。来年は行かへん」

『え!なんで!』

「ちょっと来て」

 

手を引っ張られて連れていかれたところはわたしたちの教室。

 

『なんで教室?』

「...はい、消しゴム返すわ」

 

のぞむが自分の机に座って筆箱から消しゴムを差し出す。

 

『ん?え?あ、はい。じゃあわたしも返す。ていうかどうしたの?』

 

わたしも 消しゴムを差し出してのぞむの隣の机に座る。

 

「来年はさ、ふたりでハロウィンパーティーしたない?」

『それも楽しそうだけど、ふたり?』

「そ、...つまり、あれや、...その〜...おれは、おまえが、好きや」

『...ん??』

「消しゴム交換したのもそれでおまえとしゃべれる口実になるし、今日ハロウィンパーティーで告白してオーケーもらってから返そうと思ってん!オーケーもらえんくても消しゴム返さんかったらまたおれにかまってくれるやろ?」

『あ、うん、』

「...おれ、頭ええやろ(笑)」

『うん...ん?なんかちがくない?(笑)』

「ええの!で!...返事は?」

『えっと...』

「まぁもう分かってるんやけど」

『え?』

 

のぞむがわたしの目の前まで歩いてくる。近くで見るとより一層でかくて迫力がすごい。

 

「好きやろ?おれのこと」

 

背の高い彼からデコピンの1発。

 

『.........すきだけど...いたい...』

「 おれの誘い断ったから仕返しや!次断ったらおれ何するかわからんで〜?」

『断りません...ごめんね、」

「ん、この話はおわり!...じゃ、彼女になった証になんか食べ行こ!おごったる!」

 

眩しい彼の笑顔にキスを落とす。ビックリした顔をしているけどいじわるで見て見ぬ振り。さぁこれからどうしようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハロウィン前からかき始めてもう冬ですすいません!

そういえばMORSEから一年たちましたね…ギュッと寒い日はMORSEの劇中歌でもきいて黄昏ましょう...!!